高校サッカーを終えて①(櫻井、稲垣)

浜松湖南高校サッカー部

2017年10月21日 10:40

FW櫻井涼太(新津中出身)

中学までは調子が悪くてもミスをしても控えが居ないから試合に出続けることができた。だから出るために何かしたことはなかったし、出た時に次も出るための個人としての結果を求めることもなく、高校もなんとかなるだろうという思いで最初は高校サッカーを舐めていた。

2年の夏辺りから全てうまくいかなくなって、自分の甘さにも直面して初めてベンチ外になって腐りかけたときもあった。
インターハイでやめると言ったときも勉強のこともあったけど、逃げたい気持ちもあった。先生には見抜かれていたし、今思うとあそこで先生が止めてくれていなかったら、やめたことに後悔はしていなかったかもしれないけど、甘さは少しも変わらなかったし、サッカーというか部活の本当の価値を知ることもなかった。

最後の夏は例年と違ってモチベーションが高かったし、パフォーマンスが落ちることはなかった。最後だからというよりBのスタメンだった当時の状況から、最後はトップで出て点を決めたいという向上心があったからだと思う。

つらいことが多かったけど、その分勝ったときの喜びは今までにないものだった。サッカー部に入って考え方も価値観も変わった。このチームで最後までできてよかった。

櫻井涼太


MF稲垣蓮都(高台中出身)

長いようであっという間の約3年間だったというのが今感じていることです。
ですがほんとに濃い3年間だったと思います。特にインターハイから選手権までの期間が自分の中では1番サッカーというものに向き合うことができました。
最終的に自分はチームになにか残せたかというと、得になにも残せなかったです。ですがほんとにここまでやってきたことに後悔はないし、きつい事や辛いことのほうが多かったですがそれ以上にサッカーが楽しかったです。

この3年間で自分はサッカーの技術面だけでなく人として大きく成長できたと思います。
大きく自分を変えたのは当たり前のことを当たり前にきっちりやることの大切さです。その時はめんどくさいなと思うことでも積み重ね継続することでここぞという際のところで力を発揮できると思うし、そういうチームが周りから応援されると思います。

引退した後も今まで通り自分たちが大切にしてきたこと、例えば挨拶であったりゴミがあったら拾うなどほんとに些細なことでも日々意識として持ち続けます。それが湖南高校サッカー部として3年間続けてきた成果だと思います。

次のステージでも今までの経験を生かし日々鍛錬し続けたいです。

稲垣蓮都

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